コノシュンカンヲマッテイタンダー!!!!(でも閉店)
23/7/29 OB移行に伴い更新
※違う媒体で書き込んだせいか『解放』と『開放』の表記揺れがありますが気にしないでください。正しくは『解放』です。
機体の特徴
CS/格CSに時限強化を持つEXVS古参の30。
片開放/両開放の名の通り強化の重ね掛けができる唯一性は健在。
前作から引き続き、生と強化の割合が5:5になる短時間/高回転の特殊な強化方式。
開幕換装が剥奪されている中、多くの機体が立ち上がりに苦しむ序盤を1人だけ荒らしに行ける優位性も健在。
仕様だけ見ると最強機体だが、実際は両開放自体の性能がナーフされたままであり、生の時間短縮で帳尻を合わせた形になっている。
無論、両開放の9回踏みを完拒否できる機体は少ないが、OBでは周囲の機動力UPがシンプルに苦しい。
そして何よりも10年来付き合いがあった両開放の防御補正(20%)が削除という非常に手痛い変更も受けてしまった。
前作までのトビア然とした身を削る戦い方は痛い目を見る。
戦う距離は特別変化が無いため、立ち回りが更に難しくなってしまったのはネック。
メイン
5(18)発/手動
太めの手動リロBR。
今作から仕様が大きく変わった武装。
開放中は威力85→75に低下した代わりにBR3本分の横幅で撃つようになった。
この仕様に伴い1回の入力でメインは3発消費する。実質的にメインは6発となったと考えていい。
廉価版ドンピシャを乱射できるようなもので、引っ掛けに於いては明確に強化された。
横サブ/N特射も従来通り使って手動リロすれば弾切れの心配もない。
落ちた火力は引っ掛け回数+1回で帳消しにしたいところ。
以前よりも横サブの射程外である中距離からダウンを奪いやすくなっており、単純にダメージチャンスは増えている。
生はメイン以外の武装は可能な限り封印。
メインから虹ステできる武装へ幾つかキャンセルがあるため、そこからリロキャンで15s凌ぐのが基本中の基本。
CS
15s/1.5sc/100ct
Iフィールド全開(射撃解放)。
発動時にヒットストップするバリア付きだがカウント停止しない。
今作も両開放が強い以上に片開放で成果を挙げるには余計に手間が掛かってしまう。
チャージ含めて実回転率が落ちるという稀有な例のため、基本的には両開放前提。
両開放する場合は格CS→CSの順で出すのは古来から変化なし。
発動時に各種武装にキャンセル可能。
高飛びから発動→レバー横特射→特格で軸をズラしながら着地したり、横サブで隙消しを狙ったりと役に立つキャンセル。
意外に使える場面はある上、今作の先行入力対策にもなるので頭に入れておきたい。
格CSも同様のキャンセル有り。
格CS
15s/1.5sc/100ct
セーフティー解除(格闘解放)。
フルクロスを格闘寄り万能機に底上げする主力。
今作でも機動力はVERSUS準拠。特に両開放はMBONと比較すると雲泥の差。
回転率を考えれば妥当だが、遅延まで狩り取ろうとするには足も時間も足りないといった具合。
真価を発揮するのも両開放に変わりなく、絶対的な機動力で押し込めない点は時限強化としては痛手。
サブ
範囲を薙げる主力技。
両開放中は拒否が難しくリターンも出せる。
今作では主力である横サブが弱体化した代わりにNサブが大幅強化された。
前作までの感覚で振るとどちらも違和感があるため、トレーニングモード等で確認をしておきたい。
--Nサブ
掬い上げるムチ。
今作で大幅に調整され、かの初代EXVSを彷彿とさせる性能に寄った。
項目としては視点変更削除/攻撃判定拡大(特に奥行き)/出し切りで自機が2機分浮くように。
代わりに発生が微劣化したものの、慣性ジャンプ/高飛びには更に強くなった。
また出始めにも判定が付いたようで、相手の頭上から連打した際は当たりやすい。
カメラ削除でhit確認も容易になっている。
受け身不可で確認後にコンボ可能。補正とダウン値からリターンもかなり高い。
相手の三次元的な行動を読んで差し込んでいく武装だが、攻撃範囲が広くなりすぎて連打でも機能するようにはなっている。
横サブとN特射が上下に弱めな点を補える点でも今作はかなり頼れる。
攻撃ターンは日和らずに、寧ろ日和った相手をこのNサブで美味しく狩り取りたいところ。
自機が2機分くらい浮くお陰でNサブ×n回の雑なコンボはカット不可能になった。
3回当てた時点でほぼ天井に到達し、F覚醒中は4回で296とカットコンとしても有用。
加えて覚醒技を安全に天井付近から地表へ落とせる。
DPSに優れる後派生/横サブ、火力に優れるN格/特格派生、カット/展開に優れるNサブ…とシチュエーションで分けられると尚良い。
因みに下側に対して当たるようにはなったが、外れた際に連打すると自機の高度が上がる関係で当たらなくなる。
2回目が外れた場合はリロキャンなり特射特格で落下しないと逆に危険。
--横サブ
横ムチ。
格CS中は慣性対応/範囲拡大/発生強化/受け身不可/80→100と大幅強化。
今作では格CS中の発生が微劣化。
目で見て分かる1拍が挟まるようになっている。
範囲内に影響がある程ではないが、N特射への繋ぎが遅くなる=落下までが遅い理屈であり、横サブ2回から降りる場合は2拍空く。
使い込んだユーザーであればあるほど違和感を覚えるため最優先で慣れるべき項目。
生時は自衛に貢献してくれる。
慣性は乗らないが、カウンターで拒否しにくい射撃始動相手には強く出られる。
振り回しているだけでも生当てはされない=安く済むため、両開放までの15sをかなり安全に凌げる側面が強い。
生は当てるのではなく見せるのを目的に振れば問題ない。基本連打は2回まで。
両開放では相変わらずN特射との兼ね合いが強く、ライン上げと左右狩りで端へ追い詰めていける。
横サブ>N特射→特格のセットプレーはこの機体の基礎中の基礎。
弱体化こそしたが、今作でもフルクロスの最強技として頼ることになる。
一応発生低下でカウンターが成立しやすくなっているのは頭の片隅に入れておきたい。
特射
メインと弾数共通。
生時ではメインから出しても基本ダウンしないため注意。
使うなら直出し安定。
--N特射
通称ドンピシャ。
CS中は左右に2発ずつ増えて横移動に引っ掛けられる。
加えてメインの弾装が18となるため2連射可能に。
基本横サブから出すためキャンセル補正は余り関係ないが、2連射目には掛かる。
両開放中は横サブと双璧を成す万能武装。
横サブ>N特射は範囲攻撃>範囲攻撃なのも去ることながら、特射→特格のキャンセルで一方的に着地ができる。
遠距離以外ではほぼ鉄板と言える動きで相変わらず立ち回りの要。
引っ掛けたり特格キャンセルで着地した後はメインを擦りまくるのが基本。
--レバー前特射
縦軸版ランダムシュート。
高発生/低銃口で真正面へ突っ込む関係からシーンを選ぶ。
中距離でもメインにレバー横特射が間に合うのでほぼ使わない。
この武装だけができる事としては、F覚醒中に格闘→前後特射1発→任意格闘へ繋げられる点。
強化ゲージが切れていたりオバヒでも格CSを維持して完走できる。
N格4段目なら当てずに追撃できる。小ネタ。
--レバー横特射
横軸版ランダムシュート。
N特射とは違い誘導があるため確実に回避を強要できる。
メインからの追撃や垂れ流しにはこちらを多用したい。
--レバー後特射
1発/8s
範囲/発生の優秀なゲロビ。回転率も高い。
見た目の通り左右強め上下弱め。
性能は悪くないが足を止める関係で意外に腐る。
とりあえず赤ロック限界の着地に出しておけばいい。
特格
手動リロード。
虹ステキャンの慣性を消して落下する【リロキャン】は健在。
BD硬直の切れた持続中にジャンプ→格闘の順に押す【ズラし特格】も健在。
生の横サブは慣性が無いため、直後のステップ慣性が最も乗らない引き出しなのは注意。
拒否なら問題なく使えるがリロキャンと合わせるには距離が稼げない。
現状はカウンターから行うのが一般的で、滞空を加味するならN格と使い分けた方が無難。
最も横サブを当てるのであれば依然隙消しに使える。
強化中はN特射からの直キャンセルが強み。
範囲武装から高速落下するため、対地では一方的に攻撃しながら隙のない着地ができる。
地味に特格の硬直は短めで、多少高度があればリロードから武装を出せる。
空中で再度横サブからN特射落下をするのも強い動き。
N格
--生時
伸びが絶望的でコンボパーツにすら使えない。
滞空以外では封印安定。
--強化時
コノシュンカンヲマッテイダンダー!!でお馴染みだが、地味にセリフは覚醒時にお引越し。
突進速度が非常に速く奥行きもある。
モーションはVERSUS準拠でかなり鈍化しているが、コンボにも組み込んで問題は生じないライン。
初段の威力の高さから後派生との相性も良好。4段目まで行けば火力も大きく伸ばせる。
前作から横格の差し替えで始動はそちらでも可。
--強化中特格派生
前作N覚醒技が派生に。
キャンセル不可だがダウン値0で推移も変化ない。
地味に300にギリ届くかどうかだった平時でも330が出せるようになった。
短い強化時間を考えると中々嬉しい強化項目となっている。
キャンセル不可とはいえ出し切り速度自体は早め。
中途で前後へそれなりに動くためカットも見た目より悪くない。
射撃始動でも伸ばせる点だけ抑えて好みで使っていけばいいだろう。
--後派生
打ち上げ派生。
発生/挙動が異様に速いため初段→派生は抜けられない。
単発が高くパーツ適性もあり、F覚醒中の確定重視のコンボでほぼ必須。
ダウン値が余るようであれば横サブで高く〆られるため1択でもいい。
今作も強化時間が短い事もあり便利。
前格
強化中はダウン拾いできる。
拾える以外の性能はお世辞にも良いとは言えない。
横サブへの追撃妥協やオバヒ時に気休めとして。
横格
--生時
範囲狭め発生早めで振れる部類。
射撃派生で打ち上げるBR。生時限定。
メイン始動の追撃としては後派生に劣るか。
最終段が10年程度の時を経て遂にバウンドに。
--強化時
VERSUS逆輸入のモーション。
発生が早く回り込むのと判定が切先部分まである異様な食い付きがセールスポイント。
N格がモーション値下方を受けている事もあり、始動〜コンボまで見据えるならこちらで十分。
出し切りに一拍あるため基本は横サブ〆安定。
しかし出し切りから追撃可能なのはN格との差異でもある。
後派生を絡めた1sコンボの入り口にも最適。
この汎用性に目をつけられたのか今作では初段威力低下、2段目以降UPの推移にされている。
一応出し切りの火力は10程度上がっている模様。
後格
--生時
カウンター。
発生と範囲は良好で受身不可。
生時限定だが武装として持っているのが重要。
F覚醒相手や突進系の覚醒技、SAのゴリ押しなどに合わせれば生当てを避けられる。
メインからキャンセルできるため、リロキャンの引き出しには燃費の良さと発生から基本。
判定を出してからリロキャンできる横サブとは使い分け可能。
--強化時
スカルヘッドナックル。
高発生/射撃バリアの単発打ち上げ。
マントが無い場合の近距離は偽りなくブッパや連打でも良い。
意外と忘れがちだが輝くシーンは少なくない。
横サブより火力は落ちるが補正カンストなら差はない〆として。
こちらはhit時に特格キャンセル対応のため打ち上げ+落下を両立できる。
覚醒中にカットを気にする際にも後派生と合わせればよく動くレシピを作れる。
BD格
--生時
VERSUS逆輸入モーション。
格CS中が新規モーションとなった関係で生時限定に。
それに伴い3〜4段目が出るようになった。
貧弱な生時のコンボにカットをつけられる。
火力は調整されていて210〜230程度。
--強化時
用途がN格に丸被りしていたからか、今作から完全新規モーションに。
フワ格化してDPSに優れる4段格闘になった。
初段の判定は狭目だが追従が良く、角度も付くので追いかける際には便利。
MBON以降、地べたを這いずるスタイルが基本となっているフルクロだが、この格闘の実装で飛び込みも現実的になった。
今作のNサブとの親和性も高いため、短い強化時間を活かせる武装としては悪くない。
平時はバクステ、覚醒中は斜め後ろBDで横格が透かせる。
平時はここから派生を入れると手早く350が出せる。
覚醒技
まさかのギリ復活。
しかもどういう理屈なのか両開放するため、旧作とは比較にならない汎用性。
爆風がMBONよりも大きく、ギリの誘導が無駄に良い。
緑ロックからでは補正こそ入るが、両開放目当てが殆どのため余り気にならない。
起き攻めでは爆風で起き上がり強要させつつ本体は両開放で待ち構えている構図を自然に作れる。
F覚醒での手早いダウンからでも次に繋がる動きができるようになったのは嬉しい。
硬直はそこそこ長く、爆風が誇張抜きにデカすぎるため、自爆しやすいのだけは注意したい。
逆に言えば高飛びから自爆しやすいとも言える。
立ち回り
強化回転率の仕様的に両開放前提。
正確には両開放しないとユニットパワーが足りず実回転率も落ちる罠がある。
生時の時間は極端に短くなり、起き攻め等でハメられなければ対戦の半分は両開放でいられる。
両開放中のダメージソースはメイン/横サブ/N特射で、イメージに反して格闘ではない。
派手なコンボで300超の火力を出す事もできるが、それ以上にローリスク択の火力が180前後と高く、強化回転率からも安定行動をしていた方が戦果は出せる。
横サブ始動でも格闘追撃で250付近は出るため、コンボルートも1〜2個好きなものを覚えておけばいい。
後派生→横サブは確定も早いため入るレシピを覚えておくと楽か。
基本的な両開放操作は接近→横サブ×n回>N特射→特格になる。
問題としては機動力が落ちているため接近がそもそも難しい点。
範囲攻撃から落下するため下手に迎撃武装に頼る相手は詰ませやすいのだが、距離を一方的に離せたり高飛びが容易な機体には相性が悪い。
赤ロに入れないわけではないため、焦らずメインを撃ってラインを崩すところは丁寧に行うこと。
生時のリロキャンはクレバーにやるなら相手の頭上でN格空振りを繰り返すなどからやりたい。
取られるにしても必ずシールドで終われば多少のビハインドは取り返せる。
他の生より明確にガン逃げ安定なのは常に忘れずに。
覚醒について
今作は防御補正が無いため全覚がマント込みでもかなりのリスクになってしまった。
可能な限り半覚で取り回して最低限ギリを送ってターン継続する方が利口。
どちらにも共通するのは1ミス/打ち上げで強化が終わる可能性がある点。
F覚醒
対面からM覚が消えたため追い風。
横サブから260、生格なら2sちょいで290などDPSは文句無し。
余裕があれば特格派生で350なども狙いたいが、防御補正削除の影響をモロに受ける覚醒のため無茶せずに。
V覚醒
機動力+安全圏ギリで前作のM覚よりも噛み合う。
ダイブ相性は横サブでまぁまぁ良い。
色合いも合ってるので悩んだらコレでもOK。
C覚醒
前作から一転して悪くない選択肢に。
特にクロスバーストのゲージ増加量が美味しく、今作に限ってはフルクロもスタビルのような覚醒でいいシーンはあるため、より長くターン継続を意識するなら。
時限強化機の問題である相方を守れない点も覚醒回数を稼ぐことで間接的に誤魔化せる。
固定なら試す余地は十分にある。
まとめ
短強化/短CTのキャラってコンセプトはやはりいいですね。
今作のキャラパは世間的には中堅くらい。
自分はもう少し低いかなと思ってます。
現状、この短い時間中に今作の30捕まえるのはかなり無理があるというかなんというか。
加えてこの機動力だと結構キツイかなぁ…といった印象です。
というかここまで武装弱くするなら足回りはMBONでいいような気はしますね(笑)
クロブ末期から遊び尽くしてるこの機体ですが、やっぱりトビアはかっこいい😎
ハルートが意味不明な弱体化を食らいまくってトイザらスから卒業してしまったため、現在はマスターと2択のおもちゃ箱を担当してくれています。
時限強化のイロハを学ぶには結構オススメです。